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2019.02.28

オープンスタイルの家づくりで配慮すること

オープンスタイルの家と言えば、明るくて、リビングに大きな窓があって、
ダイナミックな間取りをイメージさせます。

しかし、広~い土地がないと叶わない?プライベートは確保できるの?
など、いろいろな不安が過ります。

そこで弊社は、まず窓に注目して家づくりをするよう、おすすめさせていただいております。

例えば、人目を考えず窓をただ大きくすると、プライベートないのはもちろん、カーテンも割高
のものをつけたり、シャッター代金が余分にかかることにもなりかねません。
ですから、設計に工夫が必要になってきます。
そのため、中庭をご提案したりもしています。

そして、大きな窓は夏の直射日光がガンガン差し込んできます。
そうなると、サウナのような蒸し風呂状態になり、エアコンを使用しなければ
過ごせませんので、電気代もばかになりません。

そこでご提案させていただくのは、軒を出すことです。
軒を窓の高さの30%出すと、夏の直射日光をほぼ遮断することができると言われています。
そして、冬は高度が低くなるので、リビングに温かい日差しを取り込むことができ、
一石二鳥なのです。

そして、夏の直射日光を遮断するために軒を出すにあたって同時に配慮いただきたいのが、
窓のサイズや全体のバランスです。

ハウスメーカーのモデルハウスは、デザイン性に優れた家のように感じませんか?
間取りもがいかんもごくごく普通の家なのに。
それは、サイズとバランスがしっかり配慮された家だからです。
そのため、それなりにデザイン性に優れた家のように感じます。
それだけサイズやバランスが大切になってきます。

一方で、間取りをあなたの要望に合わせて自由に設計できる工務店の家は、
間取りだけをみると理想に近い状態かもしれませんが、自由であるがゆえに、
外観が非常に不細工になってしましがちです。


どのようにすれば、よりスッキリしたオシャレなデザインになるの?
  どのようにすれば、より開放的に感じる空間になるの?
  どのようにすれば、より空間を広くみせられるの?
  どのようにすれば、より天井が高く見えるの?


これらのことは、間取りはもちろん、
窓や軒などサイズやバランスを整えるか整えないかでも、
驚くほど大きな差が生まれます。

また、配色や素材の使い方次第で、
家の見た目や雰囲気だけでなく、
広さの感じ方が全く変わってきます。

ですから、ただ平面図だけを見て、間取りをあれこれ考えるのではなく、
外から見た時の見え方も同時に考えるようにするべきです。
空間を立体的にイメージし、
暮らしをイメージするべきなのです。
住宅会社も、あなたも、一緒に。

建てた後に、イメージと違う・・・なんて後悔しないために
シンプルでオシャレな住まいで、快適な暮らしを実現できるように
しっかり家づくりに配慮していただければと思います。