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2023.09.11

現地での土地のチェックポイント

一般的に土地は、新しく造られた分譲地と、そうでない土地の2種類があります。
今回は、分譲地ではない土地を選ぶ時に現地で確認しておくことについて
お伝えしていきたいと思います。

おそらく
・土地の日当たりの良し悪し
・土地の形の良し悪し
・浸水しそうな場所かどうか
・近隣の雰囲気や環境
・道路の広さや車の止めやすさ
・学校や職場へのアクセス
などは、みんなチェックすると思うので、
それらは割愛して、コストに直結する部分に絞って
お伝えしていきますね。

✔︎境界がどうなっているか?
まず1つ目が「境界」の状況です。

隣地との間に境界がない場合、境界をつくらないといけないため、
その費用が土地代と別に掛かるからです。
また、境界があったとしても、塀が古く傾いている場合や
壊れてしまっている場合は、一旦それらを壊してつくり替えないといけません。

それゆえ、土地を見に行った時に、境界がどんな状況なのかまで
チェックしておく必要があります。

そもそも境界が明確じゃない場合、境界を明確にするための境界確定を
売主負担でやってくれるかどうかも、買う意思表示をする前に
確認しておかないといけないです。


✔︎水道があるかどうか?
次に見ておくことが、水道が敷地内に入っているかどうかです。

過去に入っていた場合は、水道メーターボックスがあるか、
ここに引き込まれていますよという目印が
現地にあるかもしれないのですが、これも見落とさず不動産屋さんに確認すべきです。

もし入っていなければ、前の道から引き込まないといけないし、
そうなれば、けっこうな工事代が別で掛かることになります。

あるいは、敷地内に引き込まれていても
現在の基準を満たしていない場合は、基準を満たした太さに新たに引き込み直さないといけなく、
この場合も同じだけの費用が掛かります。

なので、これも現地にてチェックすることを忘れないでください。
ちなみに、これは確実に自己負担でやらないといけない工事です。

✔︎道路に側溝があるかどうか?
そして、水道ついでに見ておくべきことが、道路の端に蓋がされた溝があるかどうかです。
つまり、排水先があるかどうかですね。

自分が検討している土地に沿って溝があるなら問題ないのですが、
仮に自分側ではなく道路の反対側にある場合は、そっちに排水を接続しないといけないので、
その分水道工事が余分にかかるし、もし、排水先が見当たらないとなれば、そもそも建築することが出来ません。

なので、これも水道とともにしっかり現地でチェックし、
排水先がある場合、排水のために別で費用が掛からないかまで
不動産屋さんに確認するようにしてくださいね。

✔︎見えない費用に注意が必要!

ここまで、境界・水道・排水の
3つについてお伝えしてきたのですが、
分譲地とそうじゃない土地の一番大きな違いは、
この3つが整っていることが当たり前か否かです。

そして、これらが整っていない場合、たとえ土地価格が安かったとしても、
場合によってはこれらの工事代によって土地にかかる総額が新規分譲地より高くなる可能性だって十分あり得ます。

それゆえ、この3つを確認し、
これらの工事がもし別途で必要そうなのであれば、
これらの費用を算出した上で、土地の価格が妥当なのかどうなのかを見極める必要があります。

ということで、
見える価格だけじゃなく見えない費用まで知った上で、
価格も含めた土地の良し悪しを判断していただければと思います。