家を買う時、多くの方が“金銭感覚の麻痺”という現象に陥ります。
例えば、日常生活の中で5万円の買い物は、
安易に決断することができない大きな買い物ですが、
なぜか家づくりをしている時には、
食後に頼むドリンクよりもあっさり決断してしまいます。
2000万円の買い物において5万円はわずか0.25%という割合に対し、
800円のランチに200円のコーヒーをつけるとなると
その割合が25%にもなってしまうので、
割合的に考えると決して不思議なことではありません。
しかし、その積み重ねが大きな金額となり、
あなたの負担が増えてしまうことになりかねません。
その為にも、家づくりをする時は、
財布のヒモをしめるよう常時心掛けおくべきです。
✔大切な資金計画
資金計画で大切なことはまず予算を設定することです。
家づくり全体の総予算を把握しないことには、
土地や家や外構にどれぐらい掛けられるのか具体的に分かりませんよね。
この総予算を把握しない状態のまま、土地を買ったり、家のプランを描いてしまうと
予算オーバーを招く大きな原因となってしまいます。
また、そのしわ寄せは今後ずっとあなたの負担になり続けます。
また、予算を設定する上で気を付けるべきことは“毎月の返済額”です。
家を持つと、固定資産税という税金や火災保険などの保険料・メンテナンス代など
様々な支出が増えることになります。
ですから、今の賃貸の家賃と同じぐらいの返済額なら大丈夫だろうと安易に考えないことが大切ですね。
毎月の返済額の設定に気を付け、無理のない予算を設定し、
その範囲内で家づくりをしていくことが何より大切なことではないでしょうか。
また、家づくりをする時には、
様々な会社の家を見に行くだけでなく、インターネットやSNSで色々調べる事も多いと思いますが
希望や夢ばかりが大きく膨らんでしまい、予算が上がる原因となります。
どうしても譲れない希望が50万円高くなることだとしたら、
優先順位が低いもので50万円削れないかを考えていきましょう。
これができれば予算の調整がしやすくなり、
最初に立てた資金計画通りに家づくりを完結しやすくなりますよ。