「どんな家にしたいですか?」とお聞きしたら、
「冬、寒くない家がいいんです」と多くの奥方がおっしゃいます。
できれば少ない光熱費で、温度差が少ない快適な住まいがいいですよね。
でしたら!
間取り作成をするにあたり、工夫してみてほしいことがあります。
その工夫とは、2つあります。
●家の面積を出来るだけ小さくする事
床面積が小さければ、必然的に家の体積も小さくなるので、
冷暖房がいきわたるのです。
そして、光熱費も安くなります。
そんなこと、、と思わず(^^)
もう一つは、
●廊下を出来るだけ作らない事
可能であるなら、廊下を全く作らないことです!
廊下が一番の温度差を生じさせる原因であり、
家のデッドスペースになるからです。
それゆえ、廊下はなし、余分な部屋は作らず、
さらには余分な広さの部屋作らない。
このことは、できるだけコンパクトな家を建てることで、
より少ない光熱費で、温度差のない快適な住まいをつくるために、
最も有効な手段であると言うことがいえます。
しかし、コンパクトな家を建てる事は、実は
想像以上に難しいことがあります。
●見栄や固定概念に縛られない
“家づくりはこうだ!”という固定概念は
知らず知らずのうちに縛られていることあったり、
そして、人の心の中には大なり小なり見栄が存在します。
たとえば、“子供部屋=6帖”“子供部屋=2階”と言うアタリマエ
もあれば、
家の価値を坪単価で判断してしまうアタリマエもあります。
こういったアタリマエに加えて、
お友達の家より小さな家を建てることに対して抵抗感があったり、
なんとなく負けているような気分になったり、
小さい家しか建てられなかったのか?と思われるのが嫌だったりしますよね。
そして、家づくりに直面すると、なにより大きな壁として、
平面図で間取りを見たら、部屋も収納も小さく感じてしまい、
不安な気持ちから家を広げてしまうということがあるのです。
このような壁があなたの前に立ちはだかっているため、
たとえ頭ではわかっていたとしても、
なかなか家をコンパクトに出来なかったりします。
しかし、金銭面から考えても、
これからの家づくりにお金を掛け過ぎることは賢明なことでありません。
ですから、見栄や固定概念に縛られることなく、
最大限に豊かな住まいと暮らしを
最小限のコストと造りで実現する工夫を
していただければと最高の家にあることでしょう。
そして、そのために出来るだけ家をコンパクトに出来ないか?
ということを一度考えてみていただければと思います。