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2019.09.24

建てた後の後悔 NO.1「収納が少ない」


アンケート調査の根拠は「新建ハウジング」という住宅業界専門誌が家を建てた方844人を
対象に2019年1月に行った調査結果です。
全体の1/3の方がそう思われるのは、現在もっとも建てられている一般的な間取りが、
生活動線や収納などの家の使い勝手が悪い、と言うことを示しているのではないでしょうか。

わが城を建てるのだから、最高の家を建てたいと思うのが、世の常ではないでしょうか。

だからといって収納をたくさん作ればいい、と言うわけでもありません。
例えば、たくさんあっても一番あってほしい場所に収納が少なかったり、
そもそもなかったり。
そうすると、収納場所まで移動せざるを得なくなり、
面倒だからと周辺があふれる・・・
といった悪循環から、上手に収納できなくなり、
結果「収納が少ない」。
と思うようになると思っています。

そうならない為に、収納に不満を持ってしまう理由を少し考えてみましょう。

その1:1階に収納が少ない
一般的な間取りでは、1階にLDKや水回り。2階に寝室や子供部屋。
となっているでしょう。
それでも結構です。
ですが、掃除機やストックなど、見せたくないものを置くスペースが、案外、
小さく、しかも奥行きだけ広いとか、
考えられていなかったりするんです。
子供たちが学生の間なら、そういったモノがリビングにも散乱する、なんて
日常茶飯事になってくるのでないでしょうか。

そのため、できればプランの打合せ前に、自身の家の物の分量を見極めることが
大事になってきます。

もちろん、ざっくりで結構です。
例えば、今お住まいの収納が何カ所か?
広さは?と、イメージできればいいと思います。
そして、その1.3倍の収納を設けることが大切になります。
そして、自分ならどこに荷物置き場が欲しいか、想像を膨らませてみてください。

案外、2階に収納はウォークインクローゼットだけで良くなるかもしれませんよ。

決して無理ではありません。
スッキリとした暮らしを実現しましょう。

その2:通り抜け動線を作ってしまっている
通り抜け動線って?
思いますよね。

例えば、キッチン→パントリー→勝手口がくっついたプランだったとします。
勝手口を玄関がわりに通り抜けようとして、収納スペースを廊下代わりに使って
しまうことです。

確かに便利かもしれません。
しかし、収納部分が減ってしまうので、やはり、物があふれかえり、
収納がない!と嘆く結果になります。

その3:無駄に奥行きの深い、入口の狭い収納を作る
無駄に奥行きの深い入口の小さな収納は、
実は、モノや出費を増やす原因にもなってしまうのです。

なぜかというと、奥行きが深い収納は、
手前にモノが置けるスペースを作ってしまうので、
だんだん空きスペースにモノを置いてしまいがちになってしまい、
奥のモノが取り出しにくくなり、
同じものをまた買ってしまい、
再び片づける、余計な手間がかかってしまい、
悪循環な
収納になってしまうのです。


いかがですか?

たかが収納。されど収納。
片付けやすく、
手間がかからない、
スッキリした住まいを維持するためには、
必要なところに、必要な分量の、最適な形の収納が必要です。

あなたたちご家族が、ずっと快適に暮らしていくためにも
プランをする前に、一度、振り返ってみてくださいね。