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2019.05.24

簡単そうでむずかしいこと

家づくりをする際、簡単そうで難しいことが
けっこうたくさんあります。


例えば『明るい家にしたい!』とお考えの方は、
とても多いと思います。

実際は、簡単そうにみえて、案外、難しいのです。

「大きな窓があれば、明るくなるでしょ?」
と考えますよね?

ですが、大きな窓は周囲からも家の中が丸見えになってしまい、
その結果、カーテンを閉めっぱなしにする事が多くなって、
せっかくの光を大幅にシャットアウトしてしまいます。
(時々、シャッターまで閉めているご家庭もありますよね)

それでは、朝から照明の光を灯す必要があり、明るく、気持ちいい空間にはなりません。


本来であれば、朝から明るくあってほしい空間としては、
キッチン、リビングダイニングですよね!

清々しい気分で、一日を始めるために!
家族で食事を取りながら、団らんを楽しむために!


さらに、明るくあってほしい空間をあげるなら、
洗面室もそうではないでしょうか。

洗面所が明るいと、朝日を浴びながら身支度でき、
日が当たるので、ジメジメしがちな水回りもカラッとしやすくなり、
気持ちがいいですよね。

しかし、洗面所は北側に配置されやすく、どうしても照明が必要となり、
寒くてジメジメしやすい場所になってしまいます。


他方、必要以上に明るくしがちな部屋として、
子供部屋や寝室があります。

え?
と思われましたか?

もちろん、全く日が入らないのは困ります。
よく考えてみると、寝ることがほとんどではないですか?
必要最小限の光があれば、十分だと思います。


家づくりだけに限りませんが、
世間では一般常識と言われてきたことも、
本当に正しいのか?
本当に自分に必要なのか?
考えさせられることが、往々にしてあります。

一度、固定概念や一般常識と言われているものを、疑ってみてください。

自分に必要な物、場所、光をとっても、
発想を大きく転換して、
自分にとって適した空間をデザインできると思います。


あなたのご家族の日常に密接した使いやすさと、
住みやすさに優れた間取りがきっとあります。

あなたのご家族だけのすばらしい家づくりが始まるでしょう(^^)